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やさしい音を奏でる犬山焼の風鈴

6月に入ったある日、
犬山駅コンコースの東側を出ようとすると優しく涼やかな音がするので何かと見上げると、そこにはいくつもの風鈴がぶら下がっていた。
仕事帰りで疲れていたこともあってか、なんとも心癒される優しい音で鳴っている。よく見ると焼き物でできており、絵柄からして犬山焼のようだ。

帰宅して早速調べてみると、犬山焼の窯元 後藤陶逸苑さんが製作されていることがわかり、ぜひ手に入れて游月庵にも優しく涼やかな音を ということで週末にお伺いした。

城下町から2.5kmほどで成田山から日本モンキーセンターへ続く道の左側にある。分かりやすい看板や案内板などは無いので、車で行く場合は近づいたら注意深くゆっくり走らないとあやうく通り過ぎてしまうと思う。ここはあくまで窯元ということなんだろうなぁ。

ガラス戸を開けると小さなお店となっていて、そこにいろいろな犬山焼が並べられており、風鈴もたくさんつるしてあった。そう、これこれ、これが欲しかったもの。

奥からご主人が出てこられたので、犬山駅の風鈴が素敵でしたので、、、とわけを話すといろいろと教えてくれた。

まず、犬山駅の風鈴は誰に頼まれたわけでもなく後藤陶逸苑さんがつるされているとのこと。
なるほど!そうでしたか。。 癒されました、ありがとうございます(私はすっかり、鉄道会社がしていることで名鉄さんも洒落たことするなぁ と思ってた)。

風鈴も一つ一つ手作りで、絵柄・形だけでなく音色もすべて違うので、好みに応じて選んでみてとのこと(音階別に選んで買っていかれた方もいらしたそうです 驚)。
よく見ると、風鈴の舌(ぜつ)の形もそれぞれ違ってる。
湿度によって音も変わるそうで、湿度が高いと水分を含んで音が低くなるそう。
また、メンテナンス可能です とのことで、どこをメンテナンスするんだ? とおもったら、風鈴の短冊は替えがありますよ とのことでした。

お店にあった数十個の風鈴をすべて鳴らさせてもらい、2つを選んで購入。

梅雨入りした空の下、玄関先と庭先で優しい音を奏でています。